手取り13万円だけど丁寧な暮らしがしたい

田舎の雑貨屋でアルバイト、へんてこアパートでひとり暮らし。

急に休みにしたので

 

今週のお題「急に休みになったら」にのっかろうと色々と考えていたらふと、正社員にどうしても心が辛くなり1度だけサボった事がある。今までの学生生活や習い頃、バイトなどは1度もサボった事が無かったので最初こそ罪悪感があったが、休んでしまったならもう遊ぶしかない!大人のずる休み計画をした。

 

 

ある日、いつも通りに出勤し、更衣室で制服に着替える。社員10人弱の小さな会社だったが常に人手不足、かつ1人の社員が自国に帰省していたので1か月ほどの長い休みに入っていた。そんなこんなで日々の早朝からの勤務、深夜の帰宅。休日出勤が多く休みも月に4日あれば多いほう。そんな状況なのに人手不足だからか、ぽんぽんと昇級し慣れないまま増えていく責任で日々胃を痛めていた。

制服に着替え終わって更衣室に出ようとしたときに頭の中でプツンと何かが切れたような音がして気づいて気付いたら会社からの帰り道を歩いていた。(どんな言い訳をしたか覚えてないが更衣室を出てそのまま上司に相談し今から帰って休むと伝えたのだ。今思うととんでもないアグレッシブさ)

なんかすごく悪いことをした罪悪感と平日の午前中に家に帰ろうとする自分にドキドキし、これから始まる自由の時間への期待がごちゃまぜになってよくわからない感情になっていた。ただいつも行き帰りするだけの田舎の道がなんだか明るくきらきらしていたような気がする。

家に帰ったあともよくわからない感情のまま、ひとまず当時部屋のど真ん中にあった人をダメにするクッションに飛び込み、スマホをいじる。すると偶然にも遠方にすむ友人が近くまでひとり旅を楽しんでいた。ひとり旅に参加させてもらうおうと連絡をしてみたら私の家の近くまで行く予定だった事もあり急遽家に泊まりにきてもらう事になった。謎のテンションって事もあったが、いそいそとコソコソとスーパーへ行き食材やお菓子、お酒を買い込み友人に振る舞う夕食の下ごしらえをしていた。その後友人と夕食をたらふく食べて、飲んで久しぶりの再会と友人のひとり旅の土産話で話が止まらなかった。

翌日は本来の定休だったが、なんとなく職場の人と会うのは気まずい(家と当時勤めていた会社はものすごく近所)のでちょっと意識しつつも、ちゃっかり近所の喫茶店で友人とモーニングを楽しみ、ちょうど商店街で大規模なマルシェを行っていたので雑貨や焼き菓子、野菜などを購入しつつ食べ歩きを楽しんだ。休みは少なくても給与はそこそこあったので...まあこうやって遊んでいたせいで手取り13万になった今になって、必死に貯金しているのである)^o^(

そして帰りに百貨店によりちょっとした菓子折りを職場用に購入し初めてのずる休みが終わったのである。給与こそぐっと落ちてしまった今だが、自分の好きなことで自分の身体や心がそこそこ健康的に働き続ける事ができる職場に出会うことが出来たので、ある意味最初で最後のずる休みだが、パンク寸前だったあの日、急に休みにしたのは正解だったかもしれない。

 

あんころもちお

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