手取り13万円だけど丁寧な暮らしがしたい

田舎の雑貨屋でアルバイト、へんてこアパートでひとり暮らし。

久し振りの煙草の匂い

 

9月24日(日)

バイト先の雑貨屋で売り場を整理していたら、ふと視野に男性客が入りいらっしゃいませと言いかけたところ男性客はニヤっと笑ってこちらを見てきた。友人だった。お~久し振りじゃん、びっくりしたわ~と軽く世間話をする。

この友人は普段は関東方に住んでおり、夏終わりのこの時期と年末年始だけ実家のある愛知へ帰ってくるのだ。コロナ渦ということもあり、ここ数年は会ってなかった。そして僕が岐阜の雑貨屋でアルバイトをしている事を知っていたのでわざわざ探して会いに来てくれたのだ。土地勘があれば、ある程度は絞れるとはいえ、正確な店名を伝えて無かったのにわざわざ会いに来てくれたと思うと結構嬉しい。照れ臭いので本人には言わないけど。店内での立ち話じゃ物足りなかったので仕事終わりにご飯に誘って行ったん別れた。

 

僕の仕事終わりを見計らって店内まで迎えに来てくれた。紳士だな。今は全く"そういう”気持ちは無いけど、当初は出会い系アプリで知り合って互いに"そういう"気持ちで会おうとしていた相手だった。夜、実家近くのコンビニまで迎えに来てくれて食事をし、そのままホテルへ行った。それなりの事はしたと思うが結果としてそこまで相性は良くなかった。普段ならそこで、ありがとうさようならとなるはずだったのだが、なぜか今は友人としての関係が続いている。そして出会って6,7年ほど経った。私の場合、少なからず異性やストレートの男性の知人は居るが基本的には友人も恋人もゲイの男性が対象なのでごく稀にそういうバグが発生する。今になっては当初のバグを笑い合える仲になったのだが。

 

そんな昔話や互いの近況報告をしながら中華料理を食べた。車を出してくれた事もあり彼の好物である辛い手羽先をご馳走した。

食後にふと彼が煙草を取りだし、いい?と聞いて煙草に火を着けた。僕は煙草を吸わないが、学生の頃、煙草の煙りでもくもくする喫茶店でバイトをしていたので慣れもあり煙草の匂いは嫌じゃなかった。懐かしいなこの匂い。普段煙草の匂いを感じるのは彼と居る時だけだったので出会ったばかりの頃、20歳ちょっとの僕には大人に感じられる匂いだった。

月末には関東に帰るらしい。次会うのは年末年始か...タイミングが合わなければ来年の夏終わりの今の時期かな。つかず離れずの程よい距離感の彼と過ごす時間は心地好かった。

 

あんころもちお

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