手取り13万円だけど丁寧な暮らしがしたい

田舎の雑貨屋でアルバイト、へんてこアパートでひとり暮らし。

珈琲とレモントースト

 

2月20日(月)

そろそろ京都へ行かないと人間の形が保てない。

 

先日、そんなことを思いながらどろどろと崩れながら仕事をしていた。

私は定期的に京都へ行きたくなる。特別大好きな場所があるわけでもなく会いたい人が居るわけでもなく、なんとなく好きなのだ。観光地らしい場所からその土地で暮らしている人のテリトリーがグラデーションにかかっているところがたくさんあるから好きなのかもしれない。暮らしている人ならではの場所やお店が気になるけど入りづらく場違いじゃないかなとか思ってしまう。観光地から近いし見知らぬ人にも慣れている、というか許されているんじゃないかと勝手に解釈してグラデーションががったテリトリーにも足を運んでいる。

そんなわけで京都へ向かった。どこへいこうかとあれこれ調べていたが気になっていたレモントーストの喫茶店へ行きたい、商店街をおさんぽしたい、ぐらいであとは地下鉄でなんとなく巡ることにした。

菊しんコーヒー

観光地らしい道沿いをすこし逸れたところに小さな喫茶店が。ここがお目当てのレモントーストを提供している。ちょうど地元のお客さんらしい方が出て行った後でちょうど貸し切り状態だった。さっそく席について珈琲とレモントーストを注文した。初めて入った店内、たくさん並んだ文庫本や食器たちを眺めながらわくわくしつつコンパクトな店内の為かなり近い距離にいる店主さんとかなり小さなBGMにそわそわする。

ここは訪れるたびに居心地がよくなるパターンだ。近所だったら是非通いたい喫茶店だなと珈琲とレモントーストが出来上がる前から思った。

レモントースト 500円 珈琲 500円

ひとくちサイズにカットされたバタートーストにレモンのシロップ漬け。バターの塩気にレモンの甘酸っぱさがぴったりだ。珈琲はしっかり香りと苦みがあり飲み応えがある。やっぱり珈琲は家より店で飲むのが好き。

菊しんコーヒーを出た後、近くに清水寺があるので向かう。京都は何度も訪れているが清水寺は久しぶりだ。修学旅行ぶりかもしれない。たまにはベタなお土産さんを見ながら清水寺に向かうのもいいなと思っていたがだいぶ雰囲気が変わっていた。垢抜けたお菓子のお店や雑貨屋さんにカフェ。木刀とか清水寺と書かれた提灯が並んでいたり「消費税はサービスするよ~」なんてたぶんアウトな声替えをしているようなお店は無くなっていた。(木刀は探せばあったかもしれない)

そんなこんなで清水寺で参拝をし、行きには気付かなかった商店街を見つけ、商店街を通りながら駅へ向かった。

平日だからなのか、もともとなのかは分からないがシャッターを下ろしているお店が多くすこし寂しい雰囲気だったが金物屋や花屋、揚げ物をたくさん並べているお肉やさんなどまだまだ活気のあるお店があって見ていて楽しい。そして次の目的地へ向かうために電車に乗った。

 

あんころもちお

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