手取り13万円だけど丁寧な暮らしがしたい

田舎の雑貨屋でアルバイト、へんてこアパートでひとり暮らし。

小浜へ

9月は夏、10月はだいたい夏。

何も予定のない休日。ショッピングモールへ行く気分じゃないし、家でごろごろするのもちょっとつまんないし...ってことで当てもなくドライブ。

さて、どこへ当てもなくドライブしようかと思い、"当てもなくドライブ"で定番な岐阜の山の方は工事の為渋滞らしいのでパス。愛知の海の方も同じく工事のため渋滞らしい..そんなこんなでなんとなく福井の方へ向かった。福井はちょっとした日帰りのおでかけにぴったりの距離感なのに気づき、ここ数年割と訪れるようになった。そして今回行くのは福井県小浜市。自分が小学生頃に一回行っているらしくてぼんやりと覚えている。

小学生とか、もっと小さく幼いころの記憶って今思うと”ほんとよくわからないシーン”で覚えていたりする。例えば幼少期、生まれて初めてディズニーランドに行った日は肝心のアトラクションやパレードの記憶が無いが閉園後の夜空に浮かぶ買ってもらったミッキーの形をした風船が浮かんでいる図は今でも覚えていたり、岐阜の山の方へキャンプに行ったときはキャンプの記憶は無くても山道の途中偶然見つけて訪れた、白いペンションのような外観のジェラート屋さんの雰囲気とか。そのときの自分にとっては強烈で忘れたくないシーンだったのだろうかと思いつつ、そんな変なところを覚えている自分の性能(?)も嫌いじゃなかったり。

そして小学生のころ訪れた小浜市の記憶は、博物館で貰えた箸の切れ端(小浜市は箸の生産地、生産時に出た不要な部分がたまたま貰えた)に喜んでいるシーンだけ覚えていた。よっぽど嬉しかったんだろう。それ以外は全く覚えていなかったのでほぼ初めて訪れる感覚で小浜の街を散策する。博物館や道の駅、お土産屋などが、海も近くおだやかな街の雰囲気とは少し違って全体的に小洒落ているというか垢抜けている。そしてお昼時、道の駅"若狭おばま"にてこれまた小洒落た鯖サンドのお店を発見。このときは観光客っていうよりかは地元の人がランチを楽しんでいるような雰囲気でなんだかいいなっと思いつつ、観光客の自分は鯖サンドをテイクアウトし、海の近くまで移動した。

鷹?鳶?が居たので車内で食べる。

鯖サンド、もう何度か食べている割には毎回鯖とパン生地が合うかどうか一瞬躊躇う。そして一口食べたら鯖とパン生地の相性の良さに感動するのだ。もちろんこの鯖サンドも相性がよく、鯖自体もぷりぷりでうまい。一緒に挟まれている野菜も美味しく、野菜ごとに味付けを変えているのか毎回違う味で最後まで飽きずに食べられた。

自宅の方へ戻りつつ、お楽しみのローカルスーパーを探し。検索すると近くいくつかあったので立ち寄り、京都で作られた梨(大玉2つで398円、安い!)と見慣れないプライベートブランドのビスケット、ふりかけのように個包装された砂糖入りのきな粉。(温かいご飯に♪に書かれていて嬉しくなって買っちゃった。温かいご飯に砂糖入りのきな粉をかけるのは我が家だけの独自の文化だと思っていたので)お土産らしいものを買うのも好きだけどこういう普段使いなものをお土産にすると日常でふと旅先や出先のことを思い出せるのが結構うれしかったりする。